神奈川県立秦野総合高校PTAホームページ

芸術鑑賞会〜わらび座ミュージカル〜

  • http://hadanosogo-pta.org/2019/09/20/090007/
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9月20日秦野文化会館大ホールにて
遠く秋田から来て頂いた 劇団わらび座による
ミュージカル ジパング 青春記~慶長遣欧使節団出帆~
の公演が行われました。

暗い舞台には大きな台が一つ。
年老いた猫の語りから始まる物語。

記憶に新しい2011年3月の東日本大震災。
その約400年前の1611年(慶長16年)慶長の大地震、
大津波が三陸沿岸を襲った。
当時では現代のように全国からボランティアが駆けつける事もなく、災害から2年経っても荒れた農地は回復せず、人々の心の傷も未だ癒える事もなくすべてを失いさまよっていた。

そんな時に藩主伊達政宗がすべてを失った村人達に寝食を保証する代わりに山から1000本の木を切り出すという仕事を与えます。ところが、冬山での途方もない木の切り出し作業に疲弊し疑念を持つ村人達。

そこで政宗は異国への文化交流の為の巨大な船を作る計画であると明かします。政宗の話を理解した人々は造船事業に期待と希望を見いだし、辛い作業に再び力を出せるようになるのです。

木の切り出しをしていた若者リウタも乗船したいと夢みるようになります。政宗は密航しようとして家臣に打ち首にされそうなるリウタの話を聞き、乗船を許可して言うのです。

『この船にはありとあらゆるものを乗せて異国にいくのだ、そのなかに夢を積み残してどうするのだ』

時の将軍徳川家康に認められた政宗の造船という一大事業は三陸に沢山の技術者や人を送り込み、宿や街全体を急速に復興させていきました。

約400年もの時を越え、三陸沿岸をまたも襲った東日本大震災ですが、このジパング青春記の困難を乗り越え復興を進める原動力が人々の希望と勇気であるように、日本各地で起こる自然災害に心を寄せて、被災された各地での復興を願うと共に、被災された方々に勇気や希望がもてますように心からエールを送りたいと思います。

場面場面で踊られるラッキィ池田氏振り付けの小気味良いステップに和まされ、物語に引き込まれていきました。
本当に色々と考えさせてくれる素晴らしい公演で、いつか わらび座の本拠地秋田のあきた芸術村を訪れてみたいと思いました。

わらび座の皆様本当にありがとうございました。

2019年09月20日 寄稿